ゲーセンに一人で入ってゲームしちゃうなんて、これであたいも不良の仲間入りね
 せっかくカード作ったので操作慣れてみようかと適当に座ったらパッドがない。全席標準装備かと思ったらどうも違うらしい。仕方がないのでアケコンの練習もかねて100円投入
 いろいろ機体があって目移りしそうになるけど、最初はやっぱりνガンダム。格CSやアシストが追加されてて、CPU相手に一通り練習したところでオンライン乱入。ズンダもおぼつかずふわふわしちゃうありさまでデビューでございます
 しかしまぁ敵も味方も似たような階級で、フルブさんざんやった経験値が生きたのか危なげなく3連勝。4試合目に曹長のνガンダムとバンシィ、相方が赤枠と、赤枠がストレスでハゲあがりそうな組み合わせで惜しくも敗退。なんだかんだほぼ同時に順落ちさせて、バンシィに受け覚使わせたからあと一歩だったんだけど、こっちも赤枠2回落ちて自機半覚使用済みで攻めきれず。最初からもっと前出てあげないとじり貧だったな。申し訳ないことした
 田舎ゆえゲーセンが自転車で数十分かかるような距離で、なかなか頻繁に遊びには行けないだろうけど、ν以外もいろいろ触りつつゆったり遊べたらなぁと思いました。ガチ機体で階級にこだわると金も時間も腕も足りない
 あとメルブラやらアンバやら妙に格ゲーがあったからちょっと触ってみたかったり
 星の王子さまって名前はよく聞くけどそういえば読んだことないなと思ったので購入。せっかくなのでついでにフランス語の勉強も始めてみた
 とりあえず前書きを読んだところさっそく引っかかる
 "je veux bien dédier ce livre à l’enfant qu’a été autrefois cette grande personne"
 は文型でみるにce livreをl’enfantに捧げるという文章だと思ったのだけれど、そうなるとかつてその大人だった子供と訳せてしまう。逆だろうと和訳を調べたら皆そう訳していたけれど、じゃあこの文章一体どういう構造なんだと煩悶
 前段の流れが大人である友人に本を捧げる言い訳3つ→これでも駄目?じゃあこうするよって流れなので捧げる先は大人以外の何かだと思ったんだけど、かつて子供だった大人に捧げるよ、だってすべての大人は最初は子供だったんだからね!って意味かな。でも最後に捧げる先は少年だったころの友人だからここも少年に捧げるであってるはずなんだよな。わからん。多分qu’の部分を上手に読み取れなくて訳がずれてるんだと思う。こういう時独学者は不便だ。英語なら該当部分ググれば大抵海外コミュニティでこれどういう意味?みたいなやり取りが参考になるんだけど
 出だしでこのありさまだと1日1ページできれば上等かな。まぁフランス語に触れ始めて1ヵ月足らずの初心者だし、ゆっくり学んでいこう

追記:倒置かもしれない。cette grande personneが主語で、a étéが動詞、l’enfantが先行詞かつ補語でqueが関係代名詞。こうすれば和訳とぴったり合うんじゃないだろうか
 

アイスボーン

2019年11月2日 ゲーム
 すっかり存在を忘れてたMHWのDLCを誘われたので購入。ソロでも楽しめるか確認してから買うあたり我ながら成長してる
 ランス以外の武器も使いたいなぁとハンマーやら弓やら練習してみたんだけど、やっぱりランスの安定感となじみ具合がダントツ。2Gからは考えられないぐらい使いやすい良い武器になった。ハンマーも高火力で好みではあったけど、アイスボーンの敵動き早すぎてついていけなかった
 新機能のクラッチはちょっと戸惑ったけど、とりあえず攻撃したい部位にカウンタークラッチ当てて柔らかくしておけばオッケーと妥協しておいた。壁ぶつけとかうまく取り入れられれば効率あがりそうだけど、まだとっさに手が動かん
 ナルガクルガやらティガレックスみたいなちょうど僕が遊んでた頃のモンスターが現れるということで楽しみ

SEKIRO

2019年7月19日 ゲーム
 巷であまりにも難しく面白いと話題になっていたゲームをプレイ。一ヶ月かけて初トロコン完了です…
 はてさてどんなものかと思って挑んだらチュートリアルの雑魚に秒で切り殺されたのを皮切りに、まぁほんとよく死ぬ。雑魚2人に挟まれたら死ぬし、中ボスとやりあったら死ぬし、ボスなんて何回死んだか数えるのも難しいぐらい死ぬ。しかもこのゲームレベルアップや救援みたいなシステムがないから、自分の腕で勝てるようになる以外手段がない。まぁ雑魚狩りしてスキル上げるとか中ボス先に倒して体力上限上げるとかささやかな負担軽減はできるけど、1週目でも3回ぐらい攻撃食らったら死ぬ火力調整なのでキャラ強くしてゴリ押しとかはまず無理なようになっている
 では面白さの方はどうかというと、めちゃくちゃ面白い。難しいとはいうものの、このゲーム基本的に理不尽な死というものは少なく、最初は勝てるわけねぇだろ挑む順番間違えたか!?と思うような敵も、動きを覚えて弾き(ジャストガード)と回避を丁寧に使い分けて対処すればノーデスで勝てるようになっている
 僕自身この手のアクションゲームは初心者で、初見で勝てた相手なんて一人もいなかったけど、何度も負ける中で見て試してを繰り返せば自然と安定して勝てるようになるので、このゲームを遊ぶうえで必要なのはゲームの上手さではなくくじけず挑戦する根気だと思う
 ゲームスピード自体は速めだけど動きのパターンを覚えれば感覚で弾けるし、防ぎづらい突発的な行動は強調表示が出たり、多少溜めや大振りで目視しやすいようになっているので学べば対処できるようになる。これが面白い。目に見えて自分が上手くなっていくのが楽しいし、死んだ瞬間次はこうしよう、ああしてみようと色々考えて、自分で攻略していく感覚がとても新鮮だった。そしてそれを習得したうえでの戦闘がこの上なく楽しい。操作的には難しくもなんともない基本的な動きを絶え間なく重ねるだけで絵的に素晴らしくかっこいい戦闘になるのが見事。まぁ慣れないうちはガンダッシュで距離とって回復して戻ってきたり、弾きのタイミングがつかめずガード連打で剣チャキチャキ鳴らしたりと情けない立ち回りになってしまうけど、コツをつかんで、敵の攻撃をすべて弾き、見切り、かわし、逆に切りつけるを完璧にこなせるようになると、流れるような戦闘を繰り広げられる。敵キャラの動きがよく、戦闘が間延びしないのもポイント。死ぬときは一瞬で死ぬし、勝つときは息もつかせぬ攻防の末にとどめをさすようになっている
 間違いなく難しいしクリアに時間のかかるゲームなんだけど、間違いなくその価値があるゲームだった。2周目ではあんなに苦戦した敵がこうも簡単に倒せるものかと感動したり、ちょっと慢心して一瞬で体力消し飛んで死んだりと周回プレイも楽しい。特に2周目以降に選べる苦難モードに敵強化主人公弱体化の厄憑をあわせた通称苦難厄プレイは今まで遊んできたのがイージーモードだったのだと思わせる難しさで、ラスボスなんか100回以上負けた気がする。5周してトロコンしたけど全然このゲーム攻略しきったとは思えないぐらい奥が深く、上手い人のプレイを見ると、思いもしないアイテムや武器を使いこなして美しい戦闘を繰り広げている。まだまだ遊べそうだ
 シングルマザーの母を亡くした主人公が実の父親の家庭に引き取られ、3人の姉妹や父母と家族になっていくお話
 設定からラブコメみたいだけど、3人中2人は血がつながってて論外で、主人公自身最初から最後までほぼ一貫して残る一人の弥生に恋し続けてるのがちょっと新鮮というか、少女漫画?らしい気がした。3姉妹それぞれにキャラクターがあるのはもちろん、それを支え導く両親や友人まで、いろんな人に焦点を当てていて、にぎやかな漫画だった
 話の本筋自体は二人が惹かれ合っていくのと並行して書かれる、複雑な家庭にさらに飛び入りした主人公も含め、皆が家族になっていく過程。大それた事件やイベントがあるわけじゃないんだけど、作中時間とともにゆっくり遠慮やぎこちなさが薄れていく、暖かい作品
DDLC Doki Doki Literature Club!
 プレイヤーが自殺したという話題でツイッターを賑やかしたのをきっかけにプレイ。なるべくネタバレを見る前に遊ぼうと極力ツイッターを避けつつ一気に遊んだ気がする
 当初はホラー描写、異常な展開が話題の主流だった気がするけど、遊んでみるとそこはエンディングに至るまでの一部であって、このゲームの一番主張したい部分はそのあとのモニカとのやりとりと自分の手で削除するまでだったのではないかと思う
 単なる攻略対象であったはずのキャラクターが全く違う側面を見せ、明確に壁で分けられていたはずのキャラクターが現実世界の自分に語りかけてくる。プレイヤーは怖くなったり、あるいは滑稽に思ったりするかもしれない。とにかく何かしらその行動に反応した後、自分の手で終わらせる。モニカは散々に悪態をつき、それでも許してと反省して、ニューゲームが始まり、そしてエンディングとなる。そして、その反応まで含めて全部ゲームなんだとこの時はっきり自覚する。何十回やろうとモニカの目論見は成功しないし、何度読み直そうと展開は一切変わらないし、あるいは放置し続けてモニカの話題がループした時、あぁこれゲームなんだなとじんわりと思う。その時にちょっと寂しくなる。なんだ、あんなに語り掛けてこちら側に食い込んできたと思ったのに、そういえばこれゲームだったわと。ゲームと自覚してそれを変えるべく暴走したモニカすらすべて既定の動作であるとわかった時、あるいはトゥルーエンディングで制作者からの手紙を読んだ時が、このゲームを本当にクリアした時だと思う 
 こういうと皮肉だけど、それでもゲームとしてはとても面白かった。ゲーム内でいくら怖いことをやっても所詮ゲームだけど、それがシステムといったゲームの外の部分に食い込み、浸食してくる混乱は新鮮で、それを効果的に見せる演出が秀逸だった。オチを知ってからだと驚きはないだろうけど、それでも何かしら感じるものはあると思う
 惜しむらくはメモをまとめてからこうして書くまでにかなり時間を空けてしまったこと。当時の記憶、余韻や感動などが新鮮な時に書けば、もっとたくさん書きたいことが浮かんできたと思う。特に2週目ユリルートのメモはプレイ中の驚きや混乱をそのまま書きなぐったので、再構成してる間にもこれどういう意味で書いたんだっけって文章がたくさん出てきてもったいないことした
 最後にこのゲーム全否定するようなことを書いてしまうなら、4人を、特にナツキを攻略できるDDLCを遊んでみたい
DDLC Doki Doki Literature Club! TrueEnd+extra
DDLC Doki Doki Literature Club! TrueEnd+extra
DDLC Doki Doki Literature Club! TrueEnd+extra
 モニカだけ消えたタイトル画面でスタート。削除してしまったんだな…
 時間通りに起きられるサヨリ。久々にサヨリみるとほっとする
 サヨリに促されたり、モニカに勧誘されてではなく、自分の意思で部活なんて面倒という言葉を封じ、文芸部へ向かう主人公。今までよりずっと男前だぞ
 ユリとモニカのぎこちないけど穏やかな会話がやっと友達になれるんだなって思って、ほんとよかった
 「部活に入るのは最初から分かってたんだ、皆と沢山の時間を過ごしてくれてありがとう。」これサヨリさんも記憶残ってますね…?「部長になった今わかるんだ。このゲームの内容を何一つ見落としたくなかったんだよね?」モニカ限定じゃなくて部長特権だったのこれ!?
 ノーマルエンドだとサヨリが闇落ちしたのをモニカの残留思念的なのが最後の力で退けて、your realityを歌って終わるらしいけど、トゥルーではそんなことはなく、サヨリがここまで本当にありがとう、皆あなたのことが大好きだよ、みたいなことを言って終了
ここでモニカの肉声でおったまげてヘッドホン外してつけ直してモニカの声だと再確認。モニカの歌声とともにエンディング。CGを眺める。your realityは本当に切なくも素晴らしい曲で、モニカが今までピアノ練習してたのもこのためだったんだなって思うと、やっぱり切ない
 エンディングをやや涙ぐみながら見ると、製作者からの手紙が表示される。どのような考えをもって、何を考えてほしくてこのゲームを作ったかが真摯に書かれていて、美少女キャラをただただ浪費していた身としては耳が痛い。その後エラーを起こし、再インストールを促される。あとは何度起動しようとも2度と遊ぶことは出来ない。や、初期化すれば遊べるんだけど、何か無粋な気がして…

extra
その他、特別な詩やバッドエンディングなど
 モニカと二人きりの空間に入る前にmonikaを消してからニューゲームすると、サヨリが混乱しながら騒いだのち、強制終了。もう一度起動すると暗転画面からENDが表示され、ざらついた画面にサヨリの首つり死体がぶらさがっている
しばらく放置するとうっすらと「これでみんな幸せになれる」の文字。これは1週目で自殺したサヨリの心境?こんなエンディングどうやって見つけたんだ
 特別な詩
1.詩というよりは日記?自傷行為を試したときの感想と血の跡。2度とやらないと言っているから、ユリではない様子。2人きりの世界での告白により、モニカが1回試してみたとのこと
2.4人でテレビを見る夢 誰視点だろうか…
3.パパの好きなところ 作中でパパの話してたのナツキだけだし、多分ナツキの詩。前半はこんなところが好きと明るい内容だけど、後半はこうしないパパがすきとなり、最終的にパパが何もかもに疲れているときが好き、となる。実際の父親はまるで正反対の冷たく厳しい、虐待めいた教育をする存在だったんだろう。可哀想なナツキ…
 特別な詩はまだまだあるみたいだけど、確認できず
サヨリへの2択の返事で、大切な親友だを選んでみた。まぁどっちにしろ結末は変わらないだろうな
 お前のことは俺が一番理解してる、お前が必要なものは俺が知っている。俺を信じてくれ。どうすればお前が幸せになるかわかってるから。わかってる、主人公が正しいと痛々しく微笑みながらも、うずくまり大声で悲鳴を上げるサヨリ。
自分の事なんか無視して皆と仲良くなり、幸せになってほしいと思い、その通りに行動したのに、胸をグサっと刺されたような痛み。この道に幸福なんてないってわかってた
 この後は同じく首つり。確かに、このゲームに幸福なんてなかった


DDLC Doki Doki Literature Club! Monika 
 2週目までは不気味で怖いキャラだったけど、しんみりしてしまった

 モニカ
 作中ただ一人自我があり、この世界が虚構であると認識してしまい、画面越しのプレイヤーを唯一のつながりとして求める。改変削除と強力な権限を持っているが、自分のルートを作る、最初から他キャラ全てをなかったことにして違和感を認識させないといったレベルの事は出来ない様子

 ユリとナツキを削除した後、窓の外に宇宙が広がる、誰一人いない教室でおきまりのセリフを途中でやめ、主人公ではなくプレイヤーに話しかけるモニカ。PC内の何かを参照する仕組みになっているんだろうけど、本名呼ばれて本気でビビった。
 しばらく独白した後主人公へ告白。一択選択肢を終え、互いに詩を書くことに。モニだのモだのモニカだのといった選択肢から詩を書く。詩にならんだろこれ!モニカから詩のお返し。ハッピーエンド。まぁモニカからしたらハッピーエンドだ
 後は見つめ合っておしゃべりしましょうと言われ、なにも選択肢がない。ただ話しかけられるのを待つだけ。キャラ削除についてやたら詳しく説明していたので、一応wikiで確かめたらやっぱりモニカを削除するようにとのこと。うーん、やってることはひどいことなんだけど、まわりが虚構、ゲームの世界であると知ってしまい、自分は主人公とは結ばれない存在だとわかってしまったら、出来ることは何でも試してしまうのかも。極端な話、モニカがやってることって現実世界の人間がゲームのキャラを攻略したり殺したりと何も変わらないわけだし。そう思うと自我ある相手を削除ってひどいことなんじゃないか…?と本気で思っていた。完全にこのゲームに呑まれてる
 モニカ曰く、たとえ自分のルートがあろうと結局同じように二人だけの世界を作ったとのこと。虚構の世界であると気付いてしまったのがすべての原因
 削除するのが忍びなく、しばらく放置して雑談に付き合う。思ったより話題がループしない。うつ病患者への対応の仕方とか
 一心に主人公を思うモニカ。最初に言ってたことはプレイヤー自身への言葉なんだけど、そのあとは主人公を呼んだりプレイヤー呼んだりとごっちゃになる
 モニカもただのキャラクターでいられたらよかったのに。このエンディングを迎えた本人は嫌がるだろうけど
 創作について恐ろしくまじめなアドバイスをもらってしまったあたりで、キリがなさそうなのでファイル削除へ。やりづらい…。ファイルを削除されたことに怒り、主人公に反吐が出るとまで言ったモニカだけど、それでもやっぱり好きなのと言い、反省しだす
 最後に、本当は文芸部の誰も削除してません。友達だし、みんな大好きだし、文芸部も好きだしと告白して終了

 心情を聞いてみると、モニカがやってきたことってそんなに悪いことだったのかなと思ってしまう。サヨリを自殺に追い込んだり、2週目は自分にだけ目が向くよう他キャラを異常にしたり、システムに干渉したりとかなり強引だったけど、そうまでして実際の人間を求めてしまう気持ちは察することができるので、少なくともモニカこわいという気持ちはさっぱりなくなった

 モニカの詩
 モニカの真相を知るまでは何言ってるか全くわからないが、後から読み返すとあぁそういう意味ねとおおむねわかる
 
1.Hole in Wall
 壁の穴をのぞき込んだら彼がこちらを見ていた。壁とは現実とフィクションの壁。何かしらの理由で現実を認識してしまい、プレイヤーに気付いた
1(2週目).Hole in Wall(2)
 1週目の続き。プレイヤーがこちらを見てない(モニカは攻略対象じゃない)ことに気付いたモニカは何か方法はないかと探し始める
2.Save Me
 セーブして、ロードして。自身を取り巻く無意味な色や雑音、そして詩。すべて作り物であると知っているモニカからのsaveのダブルミーニング。最後のload meは、トゥルーエンドに入るのはいったんロードを使わないといけないことのヒントらしい
2(2週目).Save me(2)
 1週目の詩が虫食いのように文字が消えている。最後の一文はload meではなくdelete herになっている。後のヒント
3.The Lady who Knows Everything
 前二作と違い、どこか伝奇かファンタジーのような詩。mtgのフレーバーテキストのようでもある。モニカの設定を踏まえて読むと、周りが虚構だと知ってしまい、それを壊したいと思って探してみたけど、何もかも無駄に終わってしまったということか
4.Happy End
 他キャラをすべて消して、プレイヤーと永遠に二人きりという結果を作り出せたことについての歓喜の詩
DDLC Doki Doki Literature Club! Yuriルート
 実はやべーやつ以外印象がない。2週目は半ばモニカの話でもあるのでなおさら

 ユリ
 黒髪ロング巨乳引っ込み思案ヤンデレアヘ顔自傷癖のやべーやつ。属性がうるさすぎる。1週目は素直に可愛いキャラなんだと思う
 
 2週目
 文字化けしたニューゲームを選択。1週目と同じ始まり方をするが、サヨリの名前、立ち絵がバグを起こし、フリーズ、暗転した後再びシナリオが始まる。主人公のモノローグから、サヨリの存在が抹消されている様子。サヨリがいないから当然文芸部へ行く理由もないんだけど、一瞬バグった立ち絵のモニカが声をかけてきて部室へ。またバグった立ち絵とノイズ。こわい。そんなそぶり一切見せなかったのにいつの間に主人公に惚れてたのこの人
 1週目ではユリがホラーを読むと行ったことに対し「意外」と評してたのが、2週目だとぴったりと言っている(何の意味がある変更かわからない)。えへへへ~とサユリみたいなことを言うモニカこわい。なんだかんだ文芸部には入ることに
 詩を書いて部室へ行くと、3人に出迎えられる。でもなんでユリとナツキまで表示バグったり立ち絵ずれてるんだ…?サユリの次はこの二人が消されてしまうのか…?とか思ってたらモニカまでセリフより前に立ち絵出してきたりとだいぶしっちゃかめっちゃかに。ユリと会話してるときは大丈夫かなと思ったらいきなりフォント変えてきたり「世界は醜い人で溢れていて、どうせ私たちみんな価値はありませんから」とか言ってきたり、こつこつと精神削ってきやがる。この割り込み方と2人の反応から見るに、モニカが介入している様子。そうか、ユリといい感じになってきたから邪魔してきてるのか…
 2週目ということで文章スキップしてたら行き過ぎたのでヒストリー開いたら一瞬モニカの立ち絵が写って、もう一回開いたら写らなくて、いやちょっとこれ本当に怖い
 2日目のどっちの詩が主人公は好みかというユリとナツキの論争もサユリがいないとかなりエスカレート。相手の人格や趣味まで中傷し始めてちょっとまずいんじゃないのとか思ってたら、BGMと画面がだんだんおかしくなりはじめて、どちらかを選ぶ選択肢も何度クリックしても画面が拡大されるだけ。連打して目いっぱい近づいた後のモニカの顔面ドアップでのけぞってしまった。セリフに覆いかぶさってまで外へ出ようと提案するモニカ。というかこの子システム面に干渉しすぎでは…
 ナツキが泣きながら外へ出た後、ユリも帰っていいと言うモニカに対し、主人公と本について語り合いたいと言い返すユリ。ため息をついた後私に選択肢はないようねとモニカが愚痴ると同時に画面がバグり、詩を書くパートに
ナツキに対して昨日はごめんなさいというユリに対し、昨日?何のこと?と返すナツキ  「明日になれば完全に忘れているから」
 水汲みから帰ってくるのが遅いユリを探しに行くと、左腕に無数の切り傷をつけたユリの姿。高速で時間が巻き戻り、気が付くとユリも主人公も何事もなかったかのように話を再開。水汲みが終わった。文字にすると意味不明だけどプレイ中も意味不明だったな
 ユリと2人ならんで本を読んでいるとき、戯れに主人公がチョコを口元にもっていって食べさせると、ユリの様子が急変。クローゼットへ連れ込み、瞳孔開いたおっそろしい目つきで主人公を舐めるようにじろじろと見続けた。黒目がぎょろぎょろ動いてて今までのモニカの演出よりはるかに怖かった。1週目なら可愛らしいことしてたんだろうな
 ユリ、ナツキと順番に詩を見た後、モニカを選ぶと、いきなり巻き戻して見なかったことになったはずの自傷癖について語りだす。私は精神的にはまともだし…ってもう誰がまともなのかわからなかったよ。文化祭はナツキが居心地のいい場所を壊したくないと反対。主人公には選択肢ないものねとモニカは座り込み、ユリに尋ねると「あんな目障りなクソガキどうでもいいでしょ」と黒フォントで言った後何事もなく続ける。日常の中にいきなりバグやホラー描写織り交ぜて何事もなく日常に戻るのが精神的に非常にきつい。ユリさん右目から血出てますよ
 「時々ここではあなたと私だけが実在の人物だと思うことがあるわ」モニカさんだけ作中キャラと目線違う。こちらに話しかけてくるモニカを遮り、画面は暗転。主人公くんとあなたを使い分けている辺り、この語りかけは実際のプレイヤーへ向けたものなのだろう。メタ的な目線を持てる作中キャラ的な
 詩を書く画面まで介入とバグが現れてあぁ逃れられない!画面外でモニカがはねるのが怖すぎる
 昨日の態度は悪かったと謝るナツキに暴言で返すユリ。涙ぐんで走り去るナツキ。かわいそう。ナツキは2週目の貴重な良心。続いてモニカを今日やることは決まっているからと追い返すユリ。その後お茶を入れましょうと、またも読ませる気のない高速文章から、突然廊下で会話が始まる。うん、ユリも負けず劣らずぶっ飛んでんな。必死の語り掛けを行うユリの立ち絵からうっすら入れ替わるように浮かび上がるモニカ。もう勘弁して
何か言われるかと思ったら詩を見せるパートに。ナツキも何事もなかったかのように選択肢に。ユリの暴走をキャンセルして日常に戻したってこと?
 ナツキから渡されたあの二人おかしいよというメッセージを読み終えると、黒フォントのセリフが始まる。「Just Monika!」貴重な良心のナツキが乗っ取られてしまった上に、1つしかない選択肢なんて用意し始める「Ok!」
 タイトルコールまで戻されて何度もモニカだけを見せる念入りさで一瞬笑ったけど、何事もなく詩を見せ合う場面に。ユリを選択すると、詩を持ち帰りたいといい、また黒フォントに。異常と異常で被ってしまった。ユリの詩を見せてもらうも、全く読めない。意味が分からないとかじゃなく、どこの国の文字だって言うレベルの読めない。しかも血やらなんやらで汚れてる。次に進むとガンギマリフェイスのユリが解説してくれそうになるが、文字化けしたのち吐きそうと言いながら退場する。こっちのセリフじゃ
 次にモニカを選択。主人公の詩はユリに持ってかれてしまったので、モニカの詩を見ることに。忠告したからね、の一文の後に、はい/いいえだけの選択肢が。どっち選んでもこわいけど、ここはおとなしく従っておこう…。特別な詩を見た
 誰を手伝うか選ぶパートに。気が休まりそうなナツキにしようかと思ったらマウスが結構な勢いでモニカに向かっていってビビった。怖いので従うも、モニカを選んだのにユリが二人を追い出して、怖いこと言いながら告白してきた。で、怖いからいいえをしたら、自殺されました…。自殺後の文字化け部分でヒストリー読んだら怖すぎてしばらくうなだれてゲーム画面見られなかった。文字化け部分なげぇなと思いながらオート放置してたらだんだんCGが変化していく。頬がやつれたり血が黒くなったり。何日放置されてんだ…と思ったら、モニカのセリフからして週末の間2人きりだったらしい。ゲロゲロ。放置してたら週明けにナツキが顔出した瞬間ゲロ吐きながら退場。そのあと現れたモニカがコンパイルがどうとか言いながらナツキとユリのファイルを削除
 なんというか、2週目だからか、ユリルートというよりDDLC本編って感じ。魅力的なキャラだったのだろうに惜しいことをした気もする

 ユリの詩
 全体的に何言ってるかさっぱりわからない。自信をもって読めた詩が一つもない。いろんな人の解釈読んでても全然違うこと言ってたりお手上げだったりするので、おおむねこの詩はこうだろうという主流な解釈を参考にする。文学的には美しい表現なのかもしれない
1.Ghost Under the Light
 無機質で冷徹な色調の電灯に取って代わられる温かみのある街灯の詩…?初っ端から解釈が十人十色の難しい詩。1つ目だしいきなりぶっ飛んだことは書いてないと思う
2.The Raccoon
 そのまんま読むならアライグマに餌付けする詩かなと思ってた。ユリ曰く変わった趣味に没頭するときの自分を表現しているらしいので、自傷癖の時の興奮について
2(2週目).Wheel
 単語と短文の羅列。意味不明というか、意味があるのかすら怪しい。内容なんてどうでもよくて、拾った主人公のペンでひたすら思うままに描いたものらしい
3(他ルート).Beach
 砂浜を題材にした詩。ナツキと二人で同じものについて書いた。ぜんぜんわからん…けど前2つよりは柔らかで、希望を感じるような気がする
3(2週目).読めない
 もはや何語か、というか言語なのかわからないインクの染みと血と何かで汚れた紙。なんだこれ
DDLC Doki Doki Literature Club! Sayoriルート
 1週目(2人目)何故かサヨリルートだけ前半の内容をほとんどメモを残していなかった

 サヨリ
 主人公の幼馴染。明るく主人公を引っ張る快活な女の子。碌に友達もいなく部活に入る気もない主人公を心配して文芸部に誘う。ナツキルートで判明した通り、いつからかうつ病にかかる
 
 サヨリあての詩を書くと最初は喜ぶも、4日目にはほかの子を見てほしいと泣き出してしまう。そもそも文芸部に誘った理由が自分なんか放って他の子と仲良くなってほしいだったので納得のリアクション
 メモによるとなぜか学園祭の準備はユリと行ったらしい。多分CG回収のなんかだろう。ナツキ同様準備終了後いい感じの空気になっているところを見られてしまい、同じように会話開始。やっぱりサヨリは主人公のことが好きでどうしようもないのだと悲痛に叫ぶ。「私がここにいなければ主人公も私に同情せずに済んだのに!」「私の我儘に突き合わせることも無かったのに!」「モニカちゃんが正しかった」なんでここでモニカが…。しかしそれを受けて主人公も俺も好きだと返す。これにてハッピーエンドかと思いきや、お互いに違和感をぬぐえない二人。好きあってるはずなのに気持ちが通じない。これが正しいのかわからないけど主人公の言うことだから信じたい。なんか不穏だな…
 学園祭当日、姿を現さないサヨリ。訪ねるのはやり過ぎかと学校へ行くと、モニカしかいない。いやどう考えてもここは行くべきだろ。前日のやり取りをすっかり知っているかのようなモニカに違和感と恐れを覚える主人公。プレイヤーもこのあたりからモニカだけ異質じゃない?と思い始めるころ。パンフレットを見ない?というモニカに促されて手に取る主人公の前に、3つ目のサヨリの詩があらわれる。遺書とも思えるような内容の詩が、なぜかパンフレットに書いてあることに混乱する主人公。詩を見せた後も何にも変わらない態度で接するモニカが怖すぎる
 学校を後にし、サヨリの家に駆け付ける主人公、返事がなく扉を開けると、首つりをしたサヨリの姿が。背景が一瞬バグったようにエラー対処文や立ち絵が表示される。BGM狂ってるのが怖い怖い
 END画面の後にスタート画面に戻ると、サヨリの立ち絵部分が他キャラの立ち絵を分解して再結合したような姿になっていてのけぞった
 ここからDDLC本編スタートみたいなゲームなので恐れ入る。サヨリは最初は本当にベタベタな幼馴染って感じだったので後半本当の部分が出てくると悲しくなってしまった

 サヨリの詩
1.Dear Sunshine
 素直に読むなら眠い朝の詩。まだ出たくないけど陽の光で目覚めて一日が始まる。ただ、多分ここでの太陽=主人公で、主人公がいてくれるからなんとか眠ったままじゃない(生きていられる)ってことかな。うつ病を患う彼女にとって朝起きること、一日を始めることはとても苦痛だけど、主人公のためなら動きだせる、生きていられる
2.Bottles
 私の中の幸せ、夢を残さず友達にあげてしまった詩。直球に暗い。夢や幸せといった明るい感情を、友達にあげてしまったという。私の中の幸せのコレクションが友達の輪を広げた→友達の前では常に明るく陽気な自分を演じ続けないといけなくて、その結果うつ病になってしまったのか。自分の幸せや夢を犠牲にしてまで友達に捧げてしまった。求められる自分と本当の自分の乖離
3.%
 わたしのあたまからでていけ。延々と繰り返されるフレーズ。あなたにとって一番の事をしてしまう前に、あの子に言われたことを全部聞いてしまう前に、あなたへの愛を見せてしまう前に、この詩を書き終えてしまう前に私の頭から出ていけ。だけど詩に本当の終りなんてない。動きを止めるだけ。モニカに散々いじりまわされ、吹き込まれて錯乱してしまったサヨリの遺書のようなもの。主人公は自分なんかじゃなくて他の子と仲良くなるべきで、そのためには自分なんかいない方がいいと思った(あるいは思わされた)
DDLC Doki Doki Literature Club! Natsukiルート
 ずっと昔に遊び終わって、感想まとめようと思ってる間にすっかり時間がたってしまったので当時書きなぐったメモを忘れないよう再構成。何万字もだらだら書いてある上に気が付いたことを逐次書いていたせいで見返すと我ながら読みづらいし時系列ぐちゃぐちゃで気持ち悪かったので、各ルートと周回で大雑把に分ける

 ナツキ
 ちびでピンクで強気で傲岸な言い回しと絵にかいたようなツンデレキャラ。実際は常に不安で弱気な自分を隠すための防御手段だったので、自分と同じ感性で詩を書き、自分を認めてくれる主人公にあっさり惚れる。マンガ趣味を誰にも認めてもらえず、文芸部以外には友達がいなく、父親には虐待されると4人の中でもけっこうリアルな闇を抱えている。他3人がアレな面を見せつけ過ぎるせいもあって、作中屈指の友人思いかつ常識人枠な印象
 
 各章ごとに詩を作り、その結果ルートが決まるのだけど、wiki読まないと狙うの無理なレベルで喜ばれる単語が予想できない。適当に選んだ結果ナツキに喜ばれたので1週目はナツキに。
 2日目、部室に行くとマンガ棚がモニカにぐちゃぐちゃにされてたとかで怒るナツキ。主人公がマンガを否定もしないけど今まで興味を持ったことも無いと聞いて、じゃあ読んでみろと二人並んでマンガを読む。出会って2日で距離ちっか。イベント後また皆で詩を見せ合う。モニカに見せるとずるしてない?と聞かれる。この時は何も思わず。ナツキに喜ばれる内容なので当然ナツキに気に入られるが、逆にユリからはいまいちな反応。ナツキは変な技巧や迂遠な言い回しを嫌い、読みやすく美しい表現を好むのに対しユリは真逆のタイプなので、あちら立てればこちら立たずといったところ。で、二人が詩についてヒートアップしてしまい、最終的に主人公はどっちがいいかと聞きだす。ナツキルートなので当然ナツキを選ぶとショックを受けた様子のユリ。サヨリのとりなしでなんとか収まるも、彼女曰く今までこんな喧嘩をしたことはなかったのだとか
 3日目、マンガが手の届かないところにあるとかで台の上でふらふらしながら手を伸ばすも届かないナツキ。見かねた主人公が代わろうと申し出るも、むきになったのか大きな椅子を持ち込み、椅子を押さえているように言うナツキ。が、角度的にパンツ見えるじゃんと椅子の上で暴れたせいで盛大にこけて、マンガが傷物になってしまい涙目に。しかしその後は主人公と一緒にマンガを読むうちにすっかり機嫌もよくなる。なつくのはっや。その後詩を見せ合う。連日のアピールでナツキはすっかりやられてしまう。モニカからはナツキはよくない、あなたは賢いから正しい選択をしてくれると信じているとか言われる。ここでなにいってだこいつとなる。ユリは昨日の騒動もありすっかりふさぎこんでしまい、どうせ私の詩なんて気に入らないだろと見せてもくれない。帰り道、サヨリからもしナツキが一緒に帰ろうと言ってたらどっちを選ぶか聞かれる。ナツキと答えると微妙な空気に
 4日目、サヨリが目に見えて様子がおかしいので話しかけるも何でもないの一点張り。モニカに助けを求めると、快く引き受け、二人で何か話している。ナツキも相談に乗ってくれた。その後はまた詩の時間。もうこの段階だと二人でラブレター見せ合ってるような空気になる。サヨリは詩を読むとやけにハイテンションに具合が悪いから早退します!ときた。これは主人公に惚れてたとかそういうあれだったのか。詩を見せ合った後、学園祭に向けた準備を行うことに。各自別の事をして、主人公は誰かを手伝ってねとのことだったのでナツキを選択。カップケーキ作りとのことでナツキの家に行こうとしたら男連れ込んだらパパに殺されるわと返され主人公宅でやることに。冗談めかして言うからわかりづらいけど、本当に虐待されてる子が言うと重い
 5日目、ナツキが訪ねてくる前にどうしてもサヨリのことが気になるのでサヨリ宅を訪問。ここで、サヨリは実は重いうつ病にかかっていること、自分は無価値だけど主人公には楽しく生きてほしくて精一杯明るくふるまっていたこと、主人公に自分以外の友達と居場所を作ってほしくて文芸部に誘ったけど、自分以外の誰かと仲良くなる主人公を見て苦しくなったことを告白。なんだかんだ幼馴染ということでサヨリを大切に思っている主人公はそれを受け入れ、学園祭は二人で過ごそう、君が大切だとサヨリルートかこれと思うような返事をする。ナツキとの約束の時間がきて、サヨリを置いていくのが躊躇われた主人公は3人でやろうと誘うも断られたのでナツキと予定通り二人で開始。サヨリの事引きずって暗くなるかと思ったらめっちゃいちゃついてて笑う。しかしこの前後の会話でもパパがご飯作ってくれるときは出来るだけたくさん食べないといけない。ほんとは帰りたくない。できればもっとここにいたかったと裏を知っていると聞き流せないセリフを連発。初見時は重く受け止めず聞き流してた。
 準備が終わり、ナツキが帰る間際に二人の距離が急接近するも、偶然サヨリに見られてしまう。タイミング最悪か。恥ずかしくなってそそくさと帰るナツキとそれどころではない主人公。主人公が楽しそうにして、友達が出来ることが自分にとって唯一の大事なことであると涙ぐみながら言うが、うれし涙ではなく、とてもつらく苦しい気持ちになってしまう。
 この辺でwikiの攻略に従って一旦データ消去して1週目をサヨリルートでやり直す。後日再度1週目ナツキルートやり直したけど、1週目サヨリルートとほぼ変わらなかった
 ゲームの性質上しょうがないんだけど、ナツキとひたすらいちゃこらする平穏なルートが欲しいと思うぐらい気に入るキャラだった

ナツキの詩
全体的に一読しただけでだいたい意味が分かるように作られている。凝った表現をせず、言いたいことを平易な言い方で書いているが、韻を踏んだりと美しく読ませるための技術は使っているのだとか。なので、上辺だけ読んで可愛い詩だとか言われるのがかなり気に食わないらしい
1.Eagles Can Fly
出来ることをするしかないという詩かと思ってたけど、諦めの詩という解釈が主流らしい
2.Amy Likes Spiders
素敵な子だけど趣味が気持ち悪いから仲良くなんてできないという詩。ナツキの主張は逆で、気持ち悪かろうが他人に迷惑かけたり傷つけたりしないなら勝手でしょというもの。多分自身のマンガ趣味の事
3.Because you
弱く不安を隠した自分だけど、あなたがいてくれるなら強く、確かでいられる。明らかに主人公への直球なラブレター。
3.(他ルート)I’ll Be Your Beach
不安、悩み、恐れや重い気分全部まとめて私が洗い流してあげるから、また自分を愛して、素敵なあなたになってといった感じの、ユリへ送る詩。2つ目の詩でお互いに同じことについて書いたことに気付き、ユリの提案でユリが思いついたテーマについてお互い書いたらしい。作中で一番好きな詩。内容も形も非常に美しい
3.(2週目)ユリとナツキが変だと感じたナツキからのメッセージ。詩ではない
普段のユリはもっと礼儀正しく親切な子だけど、最近おかしい。直接言っても聞かないけど、主人公からなら聞くだろうから、なんとか精神科なりなんなりに行くよう説得して。モニカもなんかやばいからこのメモのことばれないようにして!
ユリと友達になりたいと思っていたナツキは、まだユリを救いたい、元の彼女に戻したいと思って主人公に助けを求めている。健気だ…他2人の異常さが際立つ中、ナツキだけが救い。だからこそ直後にモニカにばれたときプレイヤーが絶望する

来る

2019年1月4日 映画
ホラー映画を劇場で見たことないなと思ってふらっと視聴。松たか子パンチなるワードしか知らないレベルに前知識なく見たのだけど、実に濃い内容だった

1.結局アレってなんだったのか
見る前はホラーものなら幽霊だろとか思ってたんだけど、作中でやることがあきらかに妖怪や物の怪レベルに広範囲で破壊力が高い。日本中から集まる霊能者の半数が到着前に殺され、なんとかたどり着いたもう半分も儀式の最中に全滅。結局琴子1人生死不明。対物も地割れを起こし舞台を粉砕、建物に亀裂を入れるなど尋常じゃない。おまけに出てくる霊能力者が正体はわからんけど対処はわかるよ!だったので最後までわからずじまい。子供の幽霊が走り回るビジョンを見せたり、チサに危害を加えず大人だけ殺すのに加えて、捨て子や水に流される赤子の光景から察するに子供たちの怨霊なのか
2.なんでヒデキ夫妻は殺されてマコトと野崎は生き残ったのか
最初は子供にひどい扱いをしたかどうかかと思った。ヒデキは言うまでもないし、カナもしばらくは頑張ってたけど結局最後は津田と不倫してチサに声を荒げたりして、子供から逃げてしまった。ただそうなると死ぬちょっと前に今までを悔いて改心したのは評価してもらえなかったのかと思う。あとなんでアレがカナの母親の形を借りて出てきたのかもわからん。なにやり子供にひどい扱いをしたかどうかなら、愛せる自信がないから中絶を強要した野崎とか真っ先に殺されそうものなのだけど。あくまでチサに対しての言動で判定されるのかと思ったが、全く無関係のナースが見かけて声をかけただけで殺されたりとこれもうわかんねぇな。基本殺すけどチサに優しい人だけは生き残れるのかもしれない
マコトが初めてヒデキと出会った時に、対処として奥さんと娘さんを大事にしてとアドバイスしていて、もしそれが正しいのであれば、そうせずに霊能者が手を出してしまったことがかえって怒らせてしまい、被害が拡大したのかもしれない。作中の霊能者が皆いいキャラしていて、右腕切り落とされたのに後日再び立ち向かい死んだお婆さんとか、他の霊能者が道中に命を落としたのを悟りばらばらに行動して誰かたどり着こうとか言い出す爺さんたちとかすごくベテランって感じでかっこいいので、それがあっけなくやられてしまうあたりがまた恐ろしい
3.あの虫なに
作中最初から最後までアレの前触れとして現れ続けた芋虫。琴子曰くアレを現世へ導くラインの役割らしいのだけど、同時に弱い人間の中から吐き出されたりと、アレを象徴するマーカーとなっている。が、そもそもなんで芋虫?作中で虫がでる場面といえば、冒頭と野崎と琴子がベンチで会話するシーンぐらいで、そこでは子供たちは虫を殺して死に触れたがる好奇心があるみたいな話をしていた
4.津田は何者
背中に傷があったことと、終盤で変死してることから、アレに狙われていたのは間違いないだろうけど、その割にアレをカナの家へ誘導するお札を遺影に供えたりとどう言う役回りだったのかいまいちわからず。なんで狙われてたかもわからん

他にも細々と悩む点や記憶に残るシーンはあるけれどキリがない。すっきりしない悩みではなく、あれはどういう意味を込めた描写だったんだろうかという楽しい悩みなのでよい。映画見終わってからこんなにいろいろ考えるのも久々なので、やっぱり映画っていいなと思える作品だった。難しいこと抜きにしても、ホラー描写!現代の痛みを抱える大人たち!道路封鎖して宗教ごちゃ混ぜお祓いショー!と見所さん満載最初から最後まで不穏で濃厚な時間を楽しめる、とてもよい映画だった。他の人の感想や考察も読みたくなる

嘘食い

2018年7月2日
 無料公開キャンペーンにつられて土日使って読破。1話から通して読むのは初めてだったので新鮮
 ギャンブル漫画って心理戦、裏のかきあいや騙し合いに主眼が置かれている作品を多く読んできたんだけど、嘘食いはそれと同じぐらい暴力についても書かれてる。どれほど天才的に華々しくギャンブルで勝とうが、相手がそれをなかったことにできる暴力を所有していれば太刀打ちは出来ない、だから自分を守ることができる暴力を持たないといけない。作中でのギャンブルも純粋な頭脳の勝負もあるけれど、いくら頭が回っても相手を押さえつけられる暴力を持たないと勝てない勝負もあり、そういった暴力に長けたキャラの戦闘シーンもこの漫画の面白いところだった。確かに大金やら人生をかけた大勝負、負けたからって素直に諦めて差し出せるほうが不思議で、相手を殺してでもなかったことにしてしまおうって考えは自然だし、そういう可能性を防ぎ確実にギャンブルを終了させるための賭郎、立会人って勢力が魅力的だった
 もちろん頭脳戦もかなり面白く、一体何手先をどれぐらい広く読んでるんだよと思うような騙し合いだった。その一瞬でなんでそこまで思考が広がるんだ…ってなる。序盤では凡人でございみたいに出てきた梶も中盤から君何者ってぐらい頭脳も覚悟も成長してる
 500話以上あって一気に読むには結構重い漫画だけど、せっかく公開されているのに読まずに流すにはもったいないレベルのいい作品だと思う。とりあえず序盤のタワー脱出、できれば佐田国とのババ抜き辺りまで読んで判断してほしい  

 一緒にやろうぜと誘われてほいほいと3点購入してから2週間ほど?ヴァーサスはプレマで遊ぶ分には機体数が多いフルブの方が楽しいかなぁ…ブーストダイブでより自由に動けて着地の取り合いが難しくなったのは面白い。でもギスⅡくんの武装撤廃は許されざるよ。実質メインしかないよこの人。まぁ機体数減ったとはいえ、入れ替わりで入ってきた新規機体はたくさんいるので、触ってみれば面白さが増すかもしれない。ただ言っちゃなんだけどパッとしない量産機ばかり増えてるような
 モンハンワールドはPSPの3rd以来のモンハン。結局それはあんまり遊ばないで売ってしまったので、しっかり遊ぶって意味では2g以来か。前に遊んでてここどうにかしろよと思ってた点が改善されててとてもよろしい。グラも綺麗で良い感じ。前は片手、ライトボウガン、弓を中心に使ってたので、今回は思い切って全く新しい武器にランスを選択。敵に張り付いてちくちくやっていくの楽しい。シナリオボスは倒したので、素材集めて歴戦に挑みつつ、他の武器でも遊んでいきたいところさん
 psstore実質強制加入の副産物としてフリーゲームも定期的に手に入るので、いまだに腐らせてるP5も合わせてやりたいことが溢れてる
 春にお勧めだよと言われて、一番最初のセーブデータが5月上旬で、今日クリアしました…(小声)
 つまらないから放っておいたかと言われると全くそんなことはなく、キャラ皆可愛いし日常パートの会話も好きだったから、単純に他にやりたいことが山積みだっただけですはい
 エロゲやるたびに言ってる気がするけど、主人公がしっかりしてるゲームはそれだけでポイント高くて、その点今回は主人公が自分から関わって、考えて、選んでと自分をしっかり持ってたのがグッド。かといって独善的だったり万能だったりではなく、周りに教えられ、支えられながら助け合うのが印象的だった。トゥルーエンドでもその点について触れられてたので、それがこの作品のテーマだったのかなと思ったり
 個別ルートそれぞれの感想は
 桜花ルート:えっ、なにこの不穏な幕引きは…
 汐音ルート:個人的に一番好きなルート。石の影響でちょっと病んでるシーンとか、最後の指輪渡すシーンとか大好物です
 麗奈ルート:主人公の過去とかが明らかになるルート。あとこの二人が一緒にいるシーンが一番お似合いって感じで好き
 雫ルート:一番印象が変わったキャラ。個別入ると色々な面が見えて面白い。話自体は本筋とは別の方向にいったけど、読み物として面白かった
 涼子ルート:ザ・サブキャラといったルート。謎もオカルトも全部放り投げてバイト!恋愛!青春!って感じで…。でもこういうのもいいよね
 花の野に咲くうたかたの:今まで積み上げてきたものの集大成といった、まさにトゥルーエンド。桜花のメインヒロインとしての面目躍如といったところ。真相についてはずいぶん急だなぁとか今までこんな伏線あったっけといった疑問はあったけど、桜花と主人公だけじゃない、今まで関わってきたすべての人たちが作り上げた世界で生きていくってのは、すごくよかった
 波多野が攻略できなかったのはこれマジ?となったけど、これ以上シナリオ増やす余裕はなかったんだろう。麗奈ルートに組み込んでとかいう作風でもなかったしね
 後は涼子ちゃんがひたすら可愛いゲームだった。真面目で健気ですぐあたふたして、はーなんだこの子はと思いながら個別を進めていった記憶。もちろん他のキャラもどれも魅力的だったんだけど、フラグメントまで含めて、読んでて一番微笑ましいキャラだった。フラグメント:おべんきょうの主人公を名前呼びするくだりとか最高だった
 
 
 前日まで全く知らない映画だったけど、ツイッターの感想で興味をもって視聴。確かにこれは映画館で見るべき、見てよかった映画だった
 あらすじとしては、主人公のクボは三味線で紙を組み立て操る能力を持った少年で、街に降りてはその能力で物語を披露し、母と二人で暮らしている。ある事件で心の壊れた母は、日中は人形のように座っているが、夜になると正気を取り戻し、クボに自身たちを追い詰めた月の帝と、それに立ち向かったクボの父親、半蔵の物語を披露するが、心が壊れつつある影響で記憶が朧気になり、クボに半蔵の話をきちんと聞かせてあげることができない。そんな中、街で行われるお祭りの夜、灯篭を掲げ語り掛けると死人と会話できると聞いたクボは、母親から絶対に夜は外に出てはいけないという言いつけを忘れてしまうほど、灯篭の前で父親に語り掛け続けてしまい、気が付けば夜になっていた。そこに月の帝の一派がクボをさらうために現れる。追い詰めれたクボは母親の必死の力で何とか逃げおおせ、追いつかれる前に月の帝に対抗しうる三種の武具を探しに行く…というもの
 独特のキャラ造形で最初はちょっと違和感があったけど、しばらくするとすっかり慣れて逆に愛嬌があるように見えてきた。いわゆるアニメ絵とは全然違うのだけれど、ストップアニメーションと言って人形を実際に動かしてパラパラ漫画のように映しているのだとか。一週間かけて3.3秒分のシーンしか撮れなかったとの記述に驚き。しかしだからと言って劇中の動きが大人しいかというとそんなことはなく、戦闘シーンなど動きの必要な場面ではこれでもかというほど動き回っていた。船上での月の帝一派対猿とクワガタとか
 何といってもこの作品映像がものすごく綺麗。何気ない風景すら和風の暖かさを持った美しさがあり、逆に月の帝一派の現れるシーンではぞっとするような冷たさを表現していた。紅葉をくみ上げて作った船や半蔵の城への道中などが思い出深い。その中でもとりわけ序盤の灯篭の明かりが消え去り月の帝一派登場からの母親が駆けつけて三味線をとるまでの流れは本当に涙ぐむほど美しいシーンで、この時点で来てよかったと心から思えた
 終盤3種の武具をそろえて月の帝に立ち向かうシーンも、今までろくに刀振ったことないのに戦えるのかとか思ってたけど、刀もろとも吹き飛ばされたクボが御守りとして身に着けていた母親の遺髪、父親の弓の弦、そして自身の髪留めの3本を弦とした三味線を携えて改めて向き合い、武力ではなく心の強さで月の帝に打ち勝っていて、かなり好きだった。タイトルの弦の秘密はたぶんここにかかっているんだろう
 ストーリー自体は王道かつご都合主義だったりする場面も多いけど、そんなの全く気にならないぐらい晴れ晴れした気持ちになる作品で、映像音楽ともに映画館で見てこそといった部分が大きい。来てよかったと心から思えた

ナオミとカナコ

2017年10月1日 読書
 大手デパートの営業を務めるナオミは彼氏もいなく、友人もほとんどいない状況でつまらない仕事を毎日こなす灰色の日々を送っていた。そんな中数少ない友人の1人であるカナコがDVに苦しめられていることを知った。自身の両親もDVを行っているのを間近で見ていたナオミは早々に離婚したほうがいいと何度も促すが、恐怖でふんぎりがつかないカナコ。歯がゆく思っていたナオミはある日業務で関わった中国人の明美のしたたかさやたくましさに影響され、カナコの夫を“排除”することを思いつく…といったお話
 この作品は表題通りナオミとカナコが主人公。前半のナオミパートで状況説明から実際に夫を殺害して隠ぺいするところまで。後半のカナコパートで少しずつ不審な点を突かれ追い詰められていく
 発端こそDVだが本筋は完全犯罪の計画と追い詰められてからの逃亡シーンのサスペンスであり、同時期に読んだ「手のひらの砂漠」もDV、夫の殺害と抜き出すと共通してる部分もあるけど全く別物。また前半のナオミパートでは単なる暴力装置として書かれていた夫だが、カナコパートで夫の家族や職場の人間が登場することにより彼も弱さを抱えたただの人間であると幾度も描写される。終盤犯行をほぼ感づいた夫の妹の「暴力も振るったかもしれない、ひどい人間だったかもしれない。でも殺さなくてもいいじゃない!」といった趣旨のセリフにある通り、確かにDVを行うどうしようもない夫ではあったが、カナコが決意して離婚等正規の手段に頼れば、ナオミとカナコにはまた違う未来もあったかもしれない
 本作の真骨頂は何と言っても最後の逃亡シーン。数々の偶然や必然から事実上犯行が完全に見抜かれ、任意同行という形で警察に連れていかれたカナコは、ナオミの機転と明美の協力で一時帰宅することができたが、翌朝再び署へ行かなくてはならない。逮捕まで秒読みという状況でナオミとカナコは国外への逃亡を決意する。しかし逃亡を事前に想定していた夫の妹と私立探偵が待ち構えていた。二人は追跡を振り切り空港までたどり着けるか…という展開。最後の最後までどちらに転ぶか予想できなかったので、ラスト数行まで文字通り息もつかせぬ状態。読み終わって思わず大きく息を吐いてしまった
 最初は人生に退屈していたナオミ、絶望していたカナコが夫の排除と隠ぺいという目標を持つことで不思議なほど高揚し、たくましくなっていく。特にカナコはナオミが目を見張るほどはっきりと意志をもって人生を生きていこうとする。明美が体現しているように、女性は夫に頼るだけの存在ではなく、いくらでも自分で人生を決めて切り開くことができるというのが本作のテーマなのかと思った

Rita15周年ライブ

2017年9月2日
今日はRitaさんの15周年ライブに参加した。実はRitaさんの曲はそんなに知らないのだけれど、Ritaさんが積極的に盛り上げてくれてとても楽しいライブだった
15周年ということで時代を遡るセトリとなり、前半はあまりわからず。でも運命の始まりとかlife goes onとか気に入った曲が多かった。中盤からカゲロウとか賽は投げられたとか好きな曲が増え始めた。特にカタハネの曲聴けたのがすごく嬉しくて、これだけでも来てよかったなとライブ途中に思った。ライブでもとても上手く、間近で直接聞こえるというのはだいぶ違った。これからも色々ライブにさんかしたくなった
個人的にコールやオタ芸が好きじゃないというクラシックでも聞いてろよと言われそうな性格のためずっと突っ立ってたが、Ritaさんが歌いながら手拍子などを示して盛り上げていて、皆楽しそうなライブだった。ライブって全然行ったことないから比較できないのだけれど、MC減らしてギリギリまで曲を詰め込んでいたような印象。でもこっちの方が嬉しい
密かに期待していた闇の彼方にや、太陽、シリウス、dorchdas、しあわせの見つけかたなんかは残念ながらなかったけど、逆にいうとRitaさんの言っていた通り今までライブで歌ってこなかった曲を聴いて、こんな曲があったんだ!と楽しめるライブだった

初音ミク10周年

2017年8月31日
 初音ミクコラボにつられてゴ魔乙を始めてみたり、アホの子が業務放り投げ休暇入ったり、長野に旅行したり屋形船乗ったりといろいろ経験した1月だった。そして8月最終日の今日は初音ミク10周年の日。最近の曲を全く知らない老害とかした僕も今日ばかりはマイリスを巡る気分になるわけだ
 久々に聞くとこの年代のボカロってこんなに機械丸出しの声なんだなぁとか思いつつ、それでも懐かしさや愛着が湧きあがるのだから、機械音声を受け入れられる人とそうでない人がいるのだろう
 聞き始めたころは一過性のものと思っていたボーカロイドも、なんやかんやで10年を迎えた今でも記憶に残っているわけで、はたしていつまで覚えていられるかなとちょっと楽しみと不安が入り交ざった気持ち。4度目のさんきゅ!まで覚えていられる自信はあまりない

仮面ライダー剣

2017年7月15日
アマプラ特撮二作目は仮面ライダー剣に。さすがにこちらは初代から見る気が起きなかったのと、完全に独立してるからどれ見てもいいと思って前から興味があった剣に
興味を持ったきっかけはオンドゥルなんだけど、後半はガチと聞いていたので楽しみにしていたが、評価されるだけあって熱い展開と衝撃の結末だった
まず前半はそこまで…といった印象。つまらなくはないけど、この作品怪人のインパクトが弱い気がする。特徴があんまない感じ。後半の上級アンデットなんかはそれぞれ個性があったけどね。あと剣崎含め全員気が張って刺々しい。ボード壊滅で混乱してると思えば納得はいくけど、そんなキレる?みたいなシーンもあった
話の転換点としては嶋さん登場のあたりからかな?ジョーカーってワードが出たり、アブゾーブが出て強化されたり。ここからは不穏な空気はありつつもまっすぐ主人公する剣崎に救われた。前半もサヨコの敵討ちする橘さんとか熱いシーンはあったけど、人間を愛しているから戦うんだとか、カードが一枚もなくてもライダーの資格があるなら倒せるはずだとか、後半の剣崎は素直にかっこよかった。最初は全てが敵だとか言ってた始が人間にほぼ染まってたのもこの辺りだったかな。前半はぎこちない作り笑いだったのがすっかり普通に笑うようになってて、剣崎と友達とはいわないけど他人でもないような奇妙な友情を深めてた。橘さんもジョーカー封印と仲間を信じるの間で揺れつつも最後は捨て身でキングを単独封印したり、前半のヘタレが嘘みたいに先輩してた
逆に残念だったのが睦月。最初の闇堕ちはいいにしても、こいついつまでひねくれてんだよと思ってしまった。結局完全に克服できたのラスト数話ぐらいで、2、30話ぐらいずっとぐだぐだやってた気がする。長いわ。力に振り回されてた素人が周りの助けを借りて克服するって展開自体は好きなだけに、もっと早めに解放してくれれば…と思う
総じて見るべきところも多くて是非お勧めしたい作品なんだけど、ちょっとなーと思ってしまう箇所も多い作品だった。特に前半は戦闘が地味なのも相まってあまりぱっとしない印象。でも人間のために戦い続けた剣崎の行く末を見てほしい

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